導入事例|段階的クラウド移行支援

CASE STUDY / LONG-TERM SUPPORT

2018年のOffice 365導入からAzure移行まで。保険代理店の業務基盤を段階的にクラウド化

クラウド利用に慎重な業界特性を踏まえ、メール、予定表、Teams、Microsoft 365内SharePoint、クラウドPBX、セキュリティログの可視化、Access事故台帳のAzure移行までを、業務を止めずに一歩ずつ整えてきた伴走支援事例です。

×
Office 365 / Microsoft 365Outlook予定表Microsoft 365内SharePointクラウドPBXVBBSS / LANSCOPEAccess事故台帳Azure SQL Database

支援の全体像

1. 一気に変えない業界特性と現場の不安を踏まえ、2018年から段階的にクラウド活用を進めました。
2. 便利さだけで終わらせないメール・予定・情報共有に加え、端末ログとMicrosoft 365側ログの可視化も強化しました。
3. 既存業務資産を活かすAccess事故台帳は否定せず、現場で使われてきた資産としてAzure移行につなげました。

これは、単なるシステム導入の話ではありません。

中井保険事務所様の業務基盤は、2018年のOffice 365導入から少しずつ整ってきました。メール、予定、会議、ファイル共有、セキュリティ、電話応対、業務データ。必要な時に必要な情報へたどり着けることは、保険代理店としてお客様を支える力そのものです。

業務を止めない既存の仕事の流れを尊重しながら、移行の負担を抑えました。
守りを弱めない顧客情報を扱う業界だからこそ、ログ・権限・運用を重視しました。
現場に残る仕組みにする使い始めて終わりではなく、慣れて定着するところまで伴走しました。

CUSTOMER PROFILE

中井保険事務所様について

株式会社中井保険事務所様は、大阪府大東市に根ざし、生命保険・損害保険を通じて地域の企業と人のリスクに向き合う保険代理店です。保険を販売するだけでなく、経営に起こり得るリスクをお客様と一緒に考え、いざという時に揺らがない経営を支える存在として事業を展開されています。

地域企業のリスクに寄り添う業務

企業活動には、事故、災害、従業員トラブル、事業継続など、日常の延長では見落としやすいリスクが存在します。中井保険事務所様は、そうしたリスクを保険と専門家ネットワークの両面から支える役割を担われています。

正確な記録が求められる保険代理店業務

契約情報、予定、各種対応記録、関連書類など、扱う情報は多岐にわたります。保険代理店業務では、必要な情報を正確に残し、必要な時に確認できることが重要です。

クラウド化に慎重になりやすい業界特性

顧客情報や事故情報を扱うため、保険業界ではクラウド利用に慎重な判断が求められます。一方で、適切な権限管理、アクセス制御、運用ルールを設計することで、情報共有とセキュリティを両立しやすくなる面もあります。

保険代理店業務の日常

日々の相談・確認・記録が、対応品質を支えています。

電話応対、書類確認、予定の共有、お客様との相談。こうした日々の実務が滞らないことが、保険代理店としての安心感につながります。だからこそ、IT基盤の見直しも「現場で使えること」を起点に進めました。

保険代理店業務の日常を表現したイラスト
保険代理店の日常業務を、電話応対・資料確認・お客様対応のイメージで表現しています。

CLOUD JOURNEY

2018年のOffice 365導入から始まった、段階的なクラウド活用

最初の一歩は、メールと予定表の見直しでした。そこからTeams、Microsoft 365内SharePoint、クラウドPBX、VBBSS、LANSCOPE、Azure SQL Databaseへと、業務基盤を段階的に強化してきました。

中井保険事務所様のシステム導入年表兼システム関連図
Microsoft 365の中にOutlook、予定表、Teams、SharePointが含まれること、LANSCOPEはMicrosoft 365側ログと端末側ログの可視化を担うことが分かるように構成しています。
2018年:クラウド活用の第一歩自社ドメインメール、Outlook予定表、Teamsの土台を整備。
2020年:止めないための備えクラウドPBXにより、パンデミック下でも応対を継続しやすい体制へ。
現在:業務資産を次の基盤へAccess事故台帳の資産を活かし、Azure SQL Databaseへ展開。

SECURITY / CONTINUITY

便利さだけではなく、守りと継続性も同時に高める

顧客情報や事故情報を扱う保険代理店では、クラウド化は慎重に進める必要があります。中井保険事務所様では、メールやファイル共有の利便性だけでなく、端末側とMicrosoft 365側のログ確認、ウイルス対策、電話応対の継続性もあわせて見直しました。

メール基盤自社ドメインではないメール運用から、会社として管理できるOffice 365のメール基盤へ。
端末側の守りNOD32からVBBSSへ順次移行し、LANSCOPE エンドポイントマネージャーでデバイスログを取得。
クラウド側の可視化LANSCOPE セキュリティオーディターにより、Microsoft 365側のログ情報も確認できる体制へ。
事業継続2020年のクラウドPBX導入により、パンデミック時の連絡・応対継続に備える基盤を整備。
Before / After

導入前後で、業務基盤はどう変わったのか

Before / After図では、メール、予定表、Microsoft 365内SharePoint、電話、セキュリティ、業務データの変化を一枚で比較しています。図を通じて、単発の導入ではなく、長期的な業務基盤の進化であることが伝わります。

中井保険事務所様の業務基盤における導入前後の比較図
Microsoft 365内SharePointでの情報共有も含め、導入前後の業務基盤の変化を統一デザインで整理しています。

SUPPORT POLICY

導入ではなく、定着まで。ソリデンテが重視した支援方針

中井保険事務所様の事例では、製品名を増やすことよりも、現場が安心して使い続けられる状態をつくることを重視しました。

既存運用を否定しない共有GoogleカレンダーやAccess事故台帳など、現場で使われてきた仕組みを前提に、必要な部分から移行しました。
業界特性を踏まえる保険代理店として扱う情報の機密性を前提に、権限・ログ・セキュリティを同時に見直しました。
使い勝手の違いに伴走するファイルサーバーとMicrosoft 365内SharePointでは操作感が異なるため、慣れていただく時間も含めて支援しました。
将来の保守性を高める年別に運用されていたAccess事故台帳をAzure SQL Databaseへ移行し、業務資産を次の基盤へつなげました。
クラウド化は、現場が積み上げてきた業務を置き換えることではありません。

大切なのは、これまでの仕事の流れを理解したうえで、セキュリティ、共有、継続性、保守性を少しずつ高めていくこと。中井保険事務所様の事例は、慎重に、着実に、業務基盤を育ててきた歩みです。

伴走支援のイメージ

同じ画面を見ながら、現場に馴染む形を一緒に考える。

システムを入れて終わりではなく、使い方、権限、ログ、共有方法、移行の順番を一緒に確認しながら進める。ソリデンテの伴走支援は、現場が納得し、安心して次の一歩を踏み出せることを大切にしています。

相談しながら伴走支援を進める様子を表現したイラスト
経営者・担当者・支援者が同じ画面を見ながら方向性を確認しているイメージです。

DEVELOPMENT PARTNER

開発パートナーとしてStudio Habit様と連携

Access事故台帳のAzure移行では、ソリデンテが全体設計・顧客折衝・運用面の支援を担い、開発パートナーとして株式会社Studio Habit様に参画いただきました。

株式会社ソリデンテ

2018年のOffice 365導入から、メール・予定表・Teams・Microsoft 365内SharePoint・セキュリティ・クラウドPBX・Access事故台帳のAzure移行まで、業務とITの両面から全体方針を設計。現場への定着を重視して伴走支援しました。

株式会社Studio Habit

Access事故台帳のAzure移行における開発パートナーとして、既存Accessの解析・修正、Azure利用を前提とした実装面を支援いただきました。

CONTACT

業務の流れを活かしたクラウド化を、一緒に考えます。

Microsoft 365、Microsoft 365内SharePoint、Access、Azureを組み合わせ、現場に無理のない移行計画をご提案します。